アイドリングストップの時間を計算する

最近の車が一時期流行ったアイドリングストップを廃止しているというのがちょっと前の自動車関係のメディアで良く取り上げられている。きっかけはトヨタ・ヤリスだと思うのだが、実際のところ、本当に無い方がいいのか。

車を使う場所にもよるけれど、実際のところ、信号などの停止時間なんて忘れてしまって、3万km程度毎に発生するバッテリー交換費用だけしか頭に無いだけじゃないのかという気もする。JC08等のモード燃費計測ではアイドリングストップがある方が燃費データがいいから。というのは否定派の論調なのだが、あれだって、日本の市街地などの実測データに基づいて決めたものだから、停止中のアイドリングが本当に現実離れしているのか。

ということで、今日の朝は大都市圏郊外部分を約52km走ったので、GPSログを記録して、やたらと多かった赤信号停車時間を測ってみた。1Hzログの問題として、停まっていても計測上微速移動しているようなデータになっているので、数秒の誤差はあるが。その結果をヒストグラムにしてみた。

idling.jpg

ヒストグラムの横軸は、下限側に等号が付くようにしています。10秒以上の停止は全部で39回で停止時間の合計は1673秒です。この他に50秒と144秒の踏切停止時間があります。これも入れると10秒以上の停止は41回、1867秒の停止時間になります。

52kmの走行時間は6042秒(1時間40分42秒)で、このうち踏切無しで1673秒、有りで1867秒停まっていたことになります。アイドリング中の燃料使用量は0.15~0.2L/10分とか言われるので、この間のガソリン消費量は0.15L/10分としてそれぞれ約0.42L、0.47Lになります。ガソリン価格を160円/Lで計算すると、踏切有無でそれぞれ67円と75円になります。ざっくり、1.3~1.4円/kmという辺りになります。アイドリングストップ対応のバッテリー交換目安とされる3万km走るとアイドリング中のガソリン消費量は大雑把に約4万円になります。

もっとチョイ乗りが多いとか、エアコン負荷が高い時にエンジンは止まらないとか、そんなに信号が多い道なんて走らないというのなら別にしても、本当にアイドリングストップが不要なのか?というくらいの差にはなります。反対にエアコン負荷が高くてアイドリングストップが効かないのなら、その分劣化の進行は遅くなるはずですし。

問題は、停止時間が1秒なのか、10秒なのかはたまた50秒なのか、赤信号で停まった時には分からないということ、ましてや車載コンピューターには。という辺りで、10秒以上停止する場合のみアイドリングを止める。なんてことができるはずもない。それに、バッテリー交換時に、長時間アイドリングしていた時間の累積なんてしるよしもないので、そこで何円分のガソリンを消費していたのか、計算しようがない。

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